《情報+研究》

~近畿最古の芝居小屋  出石「永楽館」 見学!!~

 

出石は城崎の隣の駅、江原からバスで30分位のところにある町。

永楽館は、明治34年に開館し、歌舞伎をはじめ新派劇や寄席などが上演され、但馬の文化の中心として大変栄えた。テレビや娯楽の普及により昭和39年に閉館、時は流れ、その後20年にわたる復元に向けての活動により、2008年(H・20)に大改修され、44年の時を経てよみがえる。

現在は、歌舞伎をはじめ、落語から町内会のお祭りなどの宴会まで、開かれた地域民の場所として使われている。回り舞台、奈落、花道など貴重な劇場機構がそのまま残されており、現在も使われている。レトロの看板や落書きなども閉館時のまま残されている。

館がよみがえるまでの苦労話は尽きない!が、再生させた力は大きく、その恩恵はもっと大きく、今もこれからも人々の生活を豊かにしていくと思うと人の力の集結は素晴らしい!


《情報》

~アートで町おこし!!~

この城崎町に、旧城崎大会議館を、アーティスト・イン・レジデンス(各種の芸術制作を行う人物を一定期間ある土地に招聘し、その土地に滞在しながら作品制作を行わせる)施設にリノベーションした城崎国際アートセンターがある。ここがアート発信の場である。このアートセンターの芸術監督が平田オリザさん。

今回、その関係でこのアートセンターで演劇人会議の会員大会が開催され、今大会で理事長が平田さんから鈴木忠志さんに交代した。また演出家コンクールの表彰式と恒例の懇親会も行われた。

 

~アゴラ劇場が城崎へ!~

平田さんが率いるアゴラ劇場の「劇団・青年団」が城崎に拠点を移す。

なぜ東京から遠い城崎なのか、平田さんいわく、「アートに優しく、人が温かく迎えてくれるところで創造活動をしていきたい」、そして「この城崎を永住の地とします」と。ちなみに、平田さんは、「子どもが生まれて、55歳にして初めて父親になりました」と嬉しそうに話された。

城崎のコウノトリ市長と呼ばれる若い市長さんは、コウノトリとアートで町の再生をすると熱心に語られた。平田さんを迎えて城崎の古くなった公社や建物などを劇場につくりかえていく。今後もこの城崎に出かけてアートで変わっていく町を見てみたい。


《探訪》

「城崎温泉」がアートになる!

 

「温泉は良く澄んで湯治によく、周囲の山々は緑で美しい。おいしい日本海の魚を毎日食膳に出し、客を楽しませてくれる。人の心は温かく、木造りの建物とよく調和している」 (志賀直哉)

 

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兵庫県豊岡市城崎町、この豊岡市は鞄づくりで有名、国内の70%の鞄がこの豊岡で作られている。また城崎町は温泉街で有名である。

広くてゆったり流れる円山川、その川に流れ込む大谿川に沿ってレトロな懐かしい昔の木造りや白壁の低い建物が多く点在し、何かすっきりとした街並み、手厚い人の心が息づく温泉地である。

ここに泊まったら、ただで7つのお湯に何度でも入れる温泉パスがもらえる。夜は11時まで開いていて、射的など昔ながらの遊び場もあって、昼間よりたくさんの家族連れがお湯めぐりや遊び場で楽しんでいる。私は、430日に城崎に行き、(公財)舞台芸術演劇人会議の会員大会に参加、次の日は、演劇人会議が準備してくれたコウノトリ公園と近畿最古の「永楽館」を見学し、出石の城下町を歩き、「出石そば」を食し、城崎のアートによる『町おこし』を体感させてもらった。若い人たちが誇らしげに劇場や蕎麦、コウノトリ、鞄、町のことなど嬉しそうに力を込めて話してくれたのがなんともまぶしく、うらやましかった!